白くま生態観察記

上洛した白いくまもん。観察日記。勝手にコルクラボ

お米

3日ぶりに白米を食べた。

 

お米が甘い。かみしめるほど甘みを感じる。

鼻から空気を抜く。甘みが舌の奥までいきわたる。口蓋も含めて、口のなかすべてで味わう。葉巻やパイプ、ワイン、ウィスキーなどなら香りを楽しむためには必須の技法だけれど、じつは食べ物でもおすすめだ。直接鼻は関係ないけれど繊細な味わいを理解することができる。たとえば白身の刺身や湯豆腐(温めすぎない)なんかはおすすめ。

 

誰でもおいしいとわかるような味つけの食べ物もいいけれど、味わいかたを知っていると「さらにその先」が楽しめるような食べ物が好きだ。

こういうことはいろいろな分野でも同じ。自分のなかに一定の知識と技術をためることで、新たな世界への扉が開く。楽しみかたがわかる最低ラインまで自分をもっていく。扉をくぐって、なお道を極めるかどうかは後で決めればいい。

 

貧乏学生なので、安いスパゲッティと安いトマトソースを主に食べている。だからこそ一層、お米がおいしい。