白くま生態観察記

上洛した白いくまもん。生態日記。

西本願寺 花灯明&夜間特別拝観


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西本願寺

いま、花灯明と特別拝観が催されている。新しい宗主に代わったことを、阿弥陀如来親鸞に伝える伝灯奉伝法要の一環である。

今回は第十期の拝観期間。これが最後となる。31日まで。

 

先日行ってきた。すばらしかった。

 

結論からいえば、京都にいるのに、これを見に行かないなんてありえない。

 

2000すぎに着いた。整理券が手渡される。30700番台だった。かなりの人出だ。

ならんでおく必要はなくて、目安の時間にまた来ればよい。

 

人の流れがコントロールされているので、ゆっくりと見られる。予定の締め切り時間を過ぎていたが、柔軟な対応として2200すぎまで見回らせてくれる。

 

唐門をみて、書院に行く。

主要な部屋には金箔が貼られていて、夜でも光を反射する。それほどの光量はいらない。襖画は、輪郭がなんとも言えない狩野派が好きなのだけれど、円山派が多い印象。

係員のかたが「お手を触れないでください。国宝です」に加えて「柱にも触れないでください。廊下も含めすべて国宝です」といっていた。

すごいところにきてしまった。そう思った。

素足で国宝(?)を踏みつけている背徳感もある。しかも無料。行くしかない。

白書院はよかった。襖画として、黒い孔雀の向かいに、白い孔雀が描かれている。欄間では、表と裏に違う紋様を彫っている(技法は忘れた)。

廊下の天井にも芸が凝らされている。花が描かれていたり、巻物が描かれていたり、幾何学紋様であったり。飽きない。

虎渓の庭もすごい。京都のど真ん中、国宝であり世界遺産でもある西本願寺のなかに、異国風の庭がいきなり広がるのだ。ソテツが存在感を放つ庭である。

みんな息をのんでいた。考えてみたら、中国の故事は襖画や彫刻で描かれている。異国は常にそばにあった。驚くほどのことではないかもしれない。

しかしそれらは、襖に墨で描かれていたり、木に彫られて彩色が施してあったり、異国そのものが目の前にあるわけではない。「異国らしさ」があるだけだ。虎渓の庭には、ソテツがどーんと構える。異国の情緒がそのまま再現されるのだ。違う世界にきてしまったと、驚くのは当然なのである。

 

飛雲閣が明りで照らされているのもよかった。和紙を通った光で、ぼおっと浮かび上がる姿は見ておいて損はない。目の前の池で、蛙がガァガァ啼いているのもよさがある。

 

そこを抜けると、花灯明である。


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青竹をくりぬいて、中から光で照らす。簡単にいえば、イルミネーションだ。

クリスマスによくあるように、直接電球を見せたのではうるさい。やはり間接的に明かりを見せるのがいい。

きれいだと思った。こんなにきれいなのに、人が少ないのもよい。

 

31日までです。行く人はぜひ(ぼくももう一回行く)。