白くま生態観察記

上洛した白いくまもん。生態日記。冬眠するので春になったら起こして

無鄰菴

無鄰菴http://murin-an.jp/

友人と行った。

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京都市動物園から、琵琶湖疎水を挟んで反対側にある。近隣の別荘群のなかで、唯一公開しているらしい。京都市が管理しているので、75歳以上は無料だったり大学生は100円だったり茶室等が格安で借りられたりと充実している。こういうのはとてもよい。

余談だけれど京都市動物園も100円だ。京都国立近代美術館にいたっては無料だ。京都で大学生をやっていると、無形の特典が多いことを実感する。知っていれば、の話だが。

 

7月は早朝から開いている。0730-0830の時間帯に行けば、庭をひとりじめできる。贅沢だ。クイズ(景品アリ)にも参加できるし、行かないのは損である。

 

無鄰菴は、山縣有朋の設計で植治が作庭した。東山を借景にして、手前に丘を設け、疎水から引いた水を流す。せせらぎが特徴的で、母屋の縁側からずっと眺めていられる。

有朋はどうやら故郷をイメージした庭にしたかったようだ。庭には芝生があり、奥には柿も植えられている。丈の高い芝生の写真が昔の旅行雑誌に載っていたとのことで、それが庭の顔だと判断して、いまも夏には芝生を伸ばすようにしている。学芸員のかたに聞いた。

友人が、いつの季節がおすすめですかと聞いた。有朋の歌をもとに答えてくれた。

 

春はあけはなるゝ山の端のけしきはさらなり。

夏は川どのにすみわたる月の涼しさ。

秋は夕日のはなやかにさして、紅葉のにほひたる。

冬は雪をいたゞける比叡の嶽の窓におちくる心地して、折々のながめいはむかたなし。

中に一きは目だちてあはれふかきは雨のけしきなり。

(引用元:http://72843769.at.webry.info/201601/article_1.html

 

春夏秋冬それぞれによさがあり、それを楽しんでもらえるように庭を手入れしている。なかでも、有朋は雨の景色を好んだ。「雨に濡れて石の色も変わる。これがほんとうの色なんだ」と学芸員のかたがおっしゃっていたのが印象的だった。多くのひとに来てもらうため、雨の日だけ特別な入場券を発行しているらしい。

 

杉苔はきれいだし、水の音も涼しい。三段の滝は躍動感がある。芝もめずらしい。

無鄰菴会議がひらかれた洋館は壁の絵が美しい。母屋の格子戸や生け花も見る価値がある。圧倒的なコスパだ。

ただ湿度がすごい。夏はかなり蒸し暑いだろう。扇子を忘れないように。

 

100円しかしない。

次は雨の日に行く。