白くま生態観察記

上洛した白いくまもん。観察日記。勝手にコルクラボ

芥川龍之介の恋文

芥川龍之介の恋文、やばい。

なんだこれは。

http://weemo.jp/v/f67f657a

こんな恋文をもらったら、好きになってしまう。

たとえ嫌いな相手からもらったとしても、この恋文にはグラッときてしまう。

こころがうつくしい。

罪だよ、芥川さん。

 

もうひとつ見つけた。

http://weemo.jp/v/946b3970

えっ、これもう惚れざるをえないのですが。

一度もあったことないけれど、こういう日本語を書く人になら嫁いでもいいや。

自分を預けてもいいと、決心できる。

 

平安時代の恋は、歌と書が決め手だったと聞く。

なるほど。芥川さんの文章がすばらしい筆で書かれていたら、イチコロだ。

http://www.sankei.com/life/news/171002/lif1710020004-n1.html

手書き原稿を見る。不器用な筆だ。けっしてうまいとは言えない。

でも、この不器用さがいいじゃないか。切実な想いを不器用な筆にのせて伝えようとする。

芥川さんはどういう思いで書いたのかなと考えてみる。悪筆だから読まれるのは恥ずかしいな。あいつのほうが字がうまいから、代わりに書いてもらおうかな。でも、この想いは自分の手で書かなきゃダメだ。字が下手なところも含めて、僕だ。

そう思ったかもしれない。

読み手は、たどたどしく綴られた想いに直接触れる。

不器用ながら、直接的な想い。今風に言えば、ギャップ萌え。

 

ああ、芥川さんは罪な男ですわ。\